「悩み」というのは自分の力ではどうにもならない苦況のことであり、「問題」というのは自力解決の方法がある苦況のことである。
「デインジャー」というのは関与するファクターが多すぎて、手の付けようのない危険のことである。「リスク」というのは関与するファクターが考量であるので、マネージしたり、ヘッジしたりできる危険のことである。
内田樹さんの『知に働けば蔵が建つ』より
先ほどまで、自分では解決しようがない、手のくだしようがないというまさに「悩み」のまっただ中にいて、
苦しい思いをしました。
そしてようやく、長いトンネルから抜け出すことができました。
頭を冷やして、冷静に物事を見たときに、「問題」が何かということに気がつきました。
問題解決のための第一歩を、すぐに行動に移すと、
今までの「不安」が、うそのようにすぅ~と消えてなくなりました。
自分が何もできない「無力」だと思いこんでしまう状態は、
とても辛いものです。それが、「悩み」の状態なのでしょう。
そして、何が「問題」なのかを理解し、
自分ができる、「何か」を見つけた時に、
人は、人生に対するコントロールを取り戻すのではないかと思います。
先日、伊豆で行われたセミナーの中で、
恩師のアンナ・スウィル女史が「コントロール」のことを話していました。
自分自身に対するコントロールであり、状況のコントロール、
そして、その力の源は、「どうありたいのか」、「どうしたいのか」という
「意識すること」である。
そのことが、ふと頭に浮かびました。
「不惑」の年は、とっくに過ぎましたが、
この年齢になって、そして、NLPトレーナーになっても、
まだ悩んだり、不安になったりできることに「感謝」です。
そして、その「悩み」を「問題」へと変換していく、
その過程をまさに、その苦しみの中で体験できたことは、
これからの僕の人生対する大きなギフトです。
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