「欲張れ、されど貪(むさぼ)るべからず」
これは、私のポリシーであり、生き方です。
「欲張ること」と、「貪ること」。
似ているけれど、ちょっと違うんじゃないかなぁって思っています。
「生きているのだから、どんどん欲張ってもOK、でも貪っちゃ駄目」と常々、自分に言い聞かせています。
そして、思うのです。「貪る」のって、なんだか格好悪いんだよなぁって。
「生きる」ということは、つまりは、「欲」。
例えば、食欲。食べたいと欲し、そして食べることで、私たちは、生命機能を維持することができます。
「食欲」がなくなれば、食べることをせずに、生命機能は停止します。
「欲」がなくなる時は、つまりは「死ぬ時」だと思います。
せっかくこの世に生を受けてきたのだから、精一杯、力の限り、生き抜く。
いろんな経験もしてみたいし、いろんなものも手に入れたい、使ってみたいと思うのです。
そして、そのことで、自分は生きていると、実感したいのです。
でも、いくら欲しいからといって、他人を傷つけたり、押しのけてまで、手に入れたいとは思いません。
自分だけで独り占めして他の誰にも渡さない。他の人がどうなろうとも自分だけ良ければ良いというのは、
それは「貪(むさぼ)り」です。
生きている。そして生きているからには、「欲」を手放すことはできません。
それで良いのだと思います。
そして、独り占めするのではなく、他の人の取り分も、きちんと残してあげることが、大切だと信じています。
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