「一生懸命だと知恵が出る。中途半端だと愚痴が出る。いい加減だと言い訳が出る」
これは、戦国武将、武田信玄の言葉だそうです。
『魔術の構造(バンドラー&グリンダー)の日本版の序文を書き、
『リフレーミング(バンドラー&グリンダー)』の日本語翻訳も担当されていた
ヒューマン・グロースセンターの吉本武史先生(故人)。
その吉本先生の下で私が現代催眠を学んでいたときのこと。
生きる気力をなくしたクライアントに、今までの自分を襲った困難や苦しさについて
切々と語ったとき、吉本先生は次のように言葉をかけた。
「そんなに大変な状態だったのに、あなたは今までなんとか生き延びることができました。
あなたの中のどんな力強さがあなたを生き延びさせたのでしょうか?」
クライアントは、そこで自分自身が気づいていなかった、
自分の中にある力に気づくことができた。
それこそが、回復の第一歩だった。
愚痴や言い訳を言っている暇があったら、ひたすら現状を分析して、
ひたすら考え、ひたすら行動しましょう!
今までも、きっと様々な苦難があなたを襲ったことでしょう。
でも、その度に、あなたは乗り越えることができた。
だから、今、あなたは生きているのです。
そして、その力は、きっとあなたのこれからを
支えてくれることでしょう。
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